英文がスラスラ読めない原因は?

滝沢進学塾では、生徒に英文を読ませるとき、分からない単語を丸で囲うように指示している。

その英単語をよく見てみると、英語の成績が思わしくない生徒には、ある特徴があります。

それは何かというと、比較的簡単な英単語が分かっていないということです。

「学校でも英単語を練習しているはずなのに、どうして分からないのか?」と疑問に思うかもしれません。

それにはいくつかの原因があります。

1つ目は、単純に以前に覚えた英単語を復習していないから。

学校の授業はどんどん進んでいくし、差し迫ったテストに向けての勉強が優先されるので、なかなか前に覚えた英単語を復習する時間が取れない。

そうすると、瞬時に意味が思い浮かぶ英単語の数が思ったほど増えていかないので、英文を読むときに支障が出てくる。

2つ目は、英単語の暗記が作業になってしまっているから。

学校で行っている英単語の小テストでよく見られますね。

小テストの範囲が広すぎて、自分の暗記能力で対処できないと、勉強してもなかなか点数が取れないので、次第に覚える意欲もなくなってくる。
そうなると仕方がないのでテスト直前にだけ覚えるようになる。

確かに小テストの成績は良くなるのですが、直前に詰め込んだだけなので時間が経つとほとんど忘れてしまう。

3つ目は、難しい単語を覚えることにこだわっているから。

難易度の高い英文というのは難しい英単語も多く用いられているのですが、脚注がついていたりするので、正直、必死になって覚える必要はない。
にもかかわらず、知らない単語が一つでもあると英文の意味が取れないと思い込んでいる生徒は結構多い。
しかし、難しい単語が分からないというより、「これは見たことあるけど、意味が思い出せない」というような比較的簡単な単語が分かっていないからです。

そういう時は、前学年あるいはそれ以上前の学年に相当するレベルの英単語を復習することをオススメします。

変なプライドなど捨てて、真剣に取り組んでみてください。そうすれば、きっと以前より「英文がスラスラ読める!」ことを実感できると思います。

英文を読むには、英単語を覚えることが必要なのですが、簡単な英単語や頻出の英単語は定期的に復習するように、あらかじめ何ヶ月に1回は復習するというようにしておくといいですね。

また、英文をスラスラ読むには、意味が分からない単語があっても、前後から大体こんな意味かなと推測して読むように意識してみましょう。

最初は、どうしても一字一句の意味が合っていないと落ち着かないなと感じるかもしれませんが、徐々に慣れてきますよ。

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