主語と述語を正確に読んでいますか?

国語|読解力

「国語の論説文や評論などの文章読解を得意にするためにどうすればいいか分からない」という中学生や高校生に向けた文章読解講座です。ただし、この講座は時間をかけて文章を正確に読むことを前提としています。文章を正確に読むことができれば、文章読解の問題で満点を取ることも夢ではありません。

それでは、文章読解ミニ講座を始めます。

一文の主語と述語を読み取る

国語の文章読解が苦手になる原因の一つとして、主語と述語が読み取れないことが挙げられます。

ところが、日本語では主語を省略するということが多いのです。

話し手は「当然わかってくれるよね」という感じで話すのに対して、聞き手は「もちろん分かっているよ」という感じ聞いてくれる。

そういう関係であれば、少しくらい省略しても理解してくれるので、意思疎通が十分にできます。

ただし、文章では会話に比べて、読んでくれる人がどんな人か分からないので、できるだけ省略を少なくするのがふつうです。

だから、もし主語が省略されていても、それを補って読むことが文章読解の原則です。

文章を読んでいて、主語がよく分からないときには、述語から前にさかのぼって対応する主語を探します。

例えば、「昨日、ケンが私にチョコレートをくれました。」という文があります。

もちろん、述語は「くれました」で、主語は「ケンが」になります。

単純で短い文では主語が分からないということはほとんどないですが、もっと長い一文であれば、正解できる生徒は激減します。

この例文でいうと、「私に」や「チョコレートを」に当たる語句を主語と答える生徒が実際にいるのです。

よく考えれば「私にくれました」では、意味がよく分からないので、「誰が?」と聞きたくなりますね。それが主語になります。

しかし、長い文章を読んでいるときに、主語と述語をきちんと対応させて読んでいかないと、途中で意味が分からなくなってしまいます。

そういう時は、もう一度読み直して、主語と述語の対応を確認していくといいです。

滝沢進学塾の国語指導では、文章読解をより正確に行うため、一文の主語と述語を確認するような指導をしています。

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