高校受験や大学受験では読解力がカギとなる

中学生|高校受験

高校受験や大学受験と読解力との関係についてお話します。

入試の出題傾向は、ここ数年で大きく変化しています。

その大きな要因はなんと言っても「大学入学共通テスト」です。

実は共通テストは2024年度から本格実施となるので、今後も出題傾向が少しずつ変わっていきます。

その共通テストを先取りしているのが高校入試です。

都道府県によって先取りの程度は異なるのですが、全体的には共通テストを意識した出題傾向が見られます。

共通テストで顕著なのは、思考力・判断力・表現力の他に読解力に重点が置かれているということです。

問題文が長文化している

資料や図などの情報を活用する

国語に限らず、すべての教科で読み取る力(読解力)が必要な問題が増加しています。

2022年度共通テストの数学では、問題文が長すぎるという声があったり、英語のリーディング(文章読解)では、すべての英文が読み切れないほどの文章量になっています。

また、覚えていれば正解できる問題は減り、当てはまるものを2つ答える問題や正しい組み合わせを答える問題など、思考力や判断力が求められる問題も増えてきています。

このように読解力の重要さが増している状況の中で、中学生や高校生の読解力はどの程度のものなのか?

実際には、文章は読めても何を言っているのか要点をつかめなかったり、問題を読んでも何を聞かれているのか理解できない生徒は増えているのは確かです。

ただし、考えながら読むというのは日頃から鍛えておかないと習得できない高度な技能なので、中学生や高校生が苦手であるのは仕方ない面があります。

また、中学生や高校生はインターネットや動画を使って、すぐに答えが知ることができる環境にいるので、自分で考える機会が減ってしまうのも当然であると言えます。

そういう状況の中でも、高校入試や大学入試では高度な読解力が必要な問題が増えるのは間違いないので、これからどのように対策していくかを真剣に考えなければなりません。

問題文の長文化や資料などの情報活用に対応するために大事になるのは、基礎基本をしっかり固めることです。

漢字や語彙を増やすこと、文法や読解法による精読、多くの文章に触れる多読、社会のことを広く知ることなど、これまでの国語の勉強とそれほど変わることはありません。

というか、もともと時代が進んでもあまり変化することがないものが基礎基本と言えるのではないでしょうか?

これまでは、数学や英語が優先され、国語は後回しになっていたので、国語は感覚で解ける生徒と全くできない生徒に分かれてしまっています。

しかし、これからは、まず国語を優先して、多くの生徒たちが読解力をきちんと身につけてから、数学や英語の勉強に取り組むようになってほしいと思っています。

すべての教科の読解の土台になる国語の力、文章読解の力を身につける勉強の仕方を提案できるかが今後の大きな課題です。

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