「最近、勉強をがんばってるんだけど、逆に分からなくなってきた…」
「テスト前にたくさん勉強したのに、頭の中がごちゃごちゃして、何も出てこない…」
そんなふうに感じたこと、ありませんか?
実はそれ、あなたの頭がちゃんと“成長”しているサインなんです。
なぜ勉強すると「混乱」するのか?
とくに普段あまり勉強していない人が、テスト前になって一気に知識を詰め込もうとすると、頭の中がパンク状態になります。
たとえば、おもちゃ箱に次々とおもちゃを放り込んで、何がどこにあるのか分からなくなっているようなもの。
知識は増えているのに、それがうまく整理されていないから、「なんか見たことあるけど、思い出せない!」という状態になるのです。
でも、これは知識が頭の中にたまりはじめている証拠。
ここで「もうダメだ」とあきらめるのか、「ここが踏ん張りどころだ」と前に進むのかで、その先の伸びが大きく変わります。
「混乱=限界」ではなく「混乱=成長」
ある生徒は、英単語帳を使って勉強していましたが、「先に進むと似たような単語が出てきて頭が混乱してきた」と話してくれました。
また、別の生徒は、数学の「乗法公式と因数分解がで戸惑ってしまう」と話していました。
さらに、別の生徒は、理科を勉強している時、「イオンの電離式と化学反応式がごっちゃになって混乱する」と話していました。
このように「わからない…混乱してきた…」という状態は、まさに成長の入口であり、本当の理解に向かう途中のステップなのです。
ここが限界と決めつけずに「今は成長途中だ」と思って、勉強を続けましょう。
成績上位者も、同じ壁を越えてきた
学力上位の生徒たちも、最初は同じように混乱を経験しています。
ただ違うのは、その混乱から逃げずに、「どうすれば頭の中を整理できるか」を考えて、工夫を重ねてきたという点です。
教科書をじっくり読み返したり、ノートに大事なところをまとめたり、関連する内容をつなげて覚えたり…
こうした地道な努力により知識が頭の中でうまく整理されて、“自分の力”になっていくのです。
「分からない!」は成長のチャンス
勉強中にお子さんが「もう分からない!」「頭が混乱してる!」と訴えてくることがあるかもしれません。
そんなとき、ただ「頑張りなさい!」と励ますだけでは、逆効果になることもあります。
ぜひ、次のような声かけをしてみてください。
✔️ 励ましの声かけ例:
• 「それは、ちゃんと考えている証拠だよ」
• 「分からないって思えるのは、理解が深まる直前のサインだね」
• 「今が成長のタイミングなんだよ」
✔️ 具体的な対応のしかた:
• 教科書やノートの「習ったところ」に戻って復習するよう促す
• 自分でまとめを作ってみるように助言する
• 一緒に「どこでつまずいているのか」を振り返る(あくまでサポート役として)
お子さんが混乱しているときこそ、保護者の声かけや関わり方が大きな意味を持ちます。
「今は大変でも、乗り越えたらきっとできるようになるよ」と信じて見守ることが、学び続ける力を支えるエネルギーになるのです。
“スーッとわかる”瞬間を体験しよう
成績上位の生徒でも、苦手教科知識の理解や整理が十分ではない場合、分からない箇所で立ち止まって先に進めないので、勉強がスムーズに進まないのです。
そのため、勉強するのが苦痛になってしまい、「分かる」「できる」状態になりにくいのです。
しかし、そこを越えると、スーッと理解できる瞬間がやってきます。
あきらめずに勉強を続けていれば、どこかのタイミングで「わかった!」という瞬間が必ずやってきます。
この「スーッとわかる」という体験は、勉強が楽しくなる最大の原動力です。
まとめ
• 勉強で混乱するのは「知識が増えてきた証拠」
• 整理できれば、いつでも使える知識に変わる
• 混乱は成長の途中段階。あと一歩で“わかる”につながる
• 保護者の前向きな声かけとサポートが、子どもの背中を押す力になる
「もうダメかも…」と思ったときこそ、あなたは確実に成長している途中です。
あきらめないで、もう一歩踏み出してみましょう。
保護者の皆さんも、その成長の瞬間を信じて見守ってください。
その先に、「わかるって楽しい!」という喜びが待っています。
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