未分類

国語の文章は何度も読むべきか?

私は国語の文章は何度も読むべきと答えます。

とくに、論説文や評論文は自分が納得できる、あるいは理解できるまで何度も読んだほうがいい。

実際に中学生や高校生で文章読解が苦手な生徒は、1〜2回読んだだけでは内容をほとんど理解できてない。

難しい語句が出てくれば、そこでつまずく。
また、語句が分かったとしても、一文の主語や修飾部分がよく分からなくて、そこでもつまずく。
そうして、なかなかスムーズに読めないから適当に読んで勉強を終わらせてしまう。

本来は、分からない語句を調べたり、一文を文法的に分析したり、段落や文章の構成を吟味して、内容をきちんと理解することが大事なはずだが…。
現実的にはそんな面倒なことを生真面目に勉強する生徒はなかなかいないと思う。

もう一度言っておく。

国語の問題に出てくる文章は1回読んで終わりではなく、同じ文章を何度も読むべきです。

文章の読み方や問題の解き方が一度身につけば、さまざまな文章を理解することが容易になり、テストでも確実に正解できるようになるからです。

だから、できれば小学生、遅くても中学2年生のうちに、国語の文章の読み方や解き方を身につけると良い。

また、一度読んだ文章を繰り返し読むのが効果的なのは、国語の論説文や評論文だけでなく、小説や随筆でも、古典(古文や漢文)でも、そして、もちろん英語の文章でも有効です。

同じ日に何回も読むのでなく、何日か間隔を空けて読み返すのがコツです。
難しい文章でも何回も読むことで筆者が何を言いたいのかが次第に理解できるようになる。

文章を読むのが苦手だと感じている人は、文章を1回だけでなく、同じ文章を繰り返し読んでみる。そうすると、だんだん理解できたなと感じてきて、少しずつ文章を読むことに自信がついてくるはずです。

「文章を一文ずつ丁寧に読む。」
これが滝沢進学塾の国語文章読解の指導方針です。

この記事を書いた人
滝沢進学塾

歳弘 明(としひろ あきら)
滝沢進学塾塾長(指導歴20年)
岩手県出身/盛岡一高卒/北海道大学農学部卒
勉強や受験で困ったときの強い味方。指導対象は小学生、中学生、高校生。塾長が学年や教科を横断的、総合的に指導するのが特徴。

記事へのコメントをどうぞ