【独自分析】2020年3月岩手県公立高校入試 結果分析
岩手県公立高校入試の最近5年間(2016〜2020)の合格者平均点の表とグラフをご覧ください。
2020岩手県公立高校入試 国語
塾長
2020年3月岩手県公立高校入試における国語の総評です。
出題形式を変わったことにより平均点が下がることを見越して入試問題の難易度を下げたことが、結果的に平均点の大幅な上昇につながったと思います。
<特徴的なこと>
・小説と古文を融合した新形式の問題が出題された
・漢字が単独問題から大問1と大問2に組み込まれた
・新学習指導要領で重点項目となっている「資料の読み取り」問題が出題された
・配点が12点の100字程度の作文の形式や内容は前年度とほぼ同じだった
2020岩手県公立高校入試 数学
塾長
2020年3月岩手県公立高校入試における数学の総評です。
前年度は思考力の問題が多く平均点が低くなったため思考力の出題を控えたと考えられる。そのため、平均点の大幅な上昇につながったと思います。
<特徴的なこと>
・新学習指導要領における表現力の強化を反映して、文章で説明する問題が2問増えた
・問題数が4問減った代わりに、証明や文章題などの応用問題の1問あたりの配点が1〜2点高くなった
・難しい問題や手間のかかる問題が減って、全体的に易しくなった。
2020岩手県公立高校入試 英語
塾長
2020年3月岩手県公立高校入試における英語の総評です。
リスニングでは英単語のつづりを書く問題がなくなったが長文問題では英文で解答する問題が増えたため難化したため、結果的に平均点が変わらなかったと考えられる。
<特徴的なこと>
・英文や英語の語句で答える問題が1題増えた。
・大問8は英文のレベルというより内容が理解しづらかったようだ。SDGsなど世界的な課題について理解しておく必要がある。
・リスニングや長文問題で英文の内容を整理するタイプの問題が出題された。
【独自予想】2021年3月岩手県公立高校入試 平均点予想
2021岩手県公立高校入試 国語の予想平均点
予想平均点は?
国語 60〜64点
昨年より6〜10点下がると予想しました
塾長
2021年3月岩手県公立高校入試の展望。
昨年度は平均点が70点という高得点だったので、平均点が60点前後になるように出題内容を調整する可能性が高い。
<特に注意すべき出題傾向>
・100字程度の作文は2年連続同じ内容と形式で出題されたので、作文の内容が詩歌以外になる可能性が高い。2段落構成など形式は変わらないでしょう。
・難易度を上げるために、記述問題(30〜50字)が1〜2題増える可能性が高い。
・昨年度と同様に2種類の文章を読み比べて答える融合問題は出題する可能性が高い。
2021岩手県公立高校入試 数学の予想平均点
予想平均点は?
数学 49〜53点
昨年と同じか4点下がると予想しました
塾長
2021年3月岩手県公立高校入試の展望。
平均点の目安が50点前後であるようなので、平均点の大きな変動はなさそうです。例年通り基本問題が6割、応用問題4割の配分で作問すると思われる。
<特に注意すべき出題傾向>
・応用問題の配点が高くなったため、上位生では数学の点数差がつきやすくなった。
・思考力や表現力を問う問題=文章で説明する問題が多く出題されそうです。
・日常生活で活用される数学の問題(2020大問7)が出題される可能性は高い。
2021岩手県公立高校入試 英語の予想平均点
予想平均点は?
英語 50〜53点
昨年と同じか3点下がると予想しました
塾長
2021年3月岩手県公立高校入試の展望。
英語はできる生徒とできない生徒の差が大きい教科です。イメージとしては、上位生が平均70点、中下位生が平均40点で全体平均が50点前後になっているという状況です。平均点に惑わされず、志望校に合わせた目標点数を設定した方がよいです。
<特に注意すべき出題傾向>
・リスニングの一部で質問の英文を1回しか読まない問題が出題されるかもしれないので、英検のリスニングを練習しておきましょう。
・設問と選択肢とも英語となる英問英答の問題が出たり、グラフや図表を利用した長文問題が出題される可能性がある。
・大問8は引き続きSDGsなど世界的課題に関する内容の出題の可能性が高いです。
予想平均点については、あくまでも予想ですので、その通りになるとは限りません。
もちろんいい加減に予想しているわけでもなく、できるだけ受験生の役に立てればと思っています。
引き続き、理科と社会についても結果分析と平均点予想を公開します。しばらくお待ちください。
記事へのコメントをどうぞ