岩手県公立高校入試に向けて頑張っている中学3年生に向けた内容です。
3年生の勉強と受験勉強のバランス
中学3年生の2学期は本格的に受験勉強に取り組む時期ですね。
そして、この時期によく質問されるのが、「中学3年の勉強と受験勉強はどんなバランスで勉強すればいいのか?」ということです。
中学3年生の2学期はとても忙しいので、あっという間に時間が過ぎてしまいます。中学校では中学3年と受験勉強の内容を計画的に宿題として出してくれる場合も多いです。
しかし、その宿題も学力や志望校に関係なく一律の内容であることが多く、それぞれの生徒にぴったり合った宿題とはいえません。
盛岡一高など上位校を目指す生徒は、学校の宿題だけでは実力をつけるのは難しいので、学校の勉強と自主的な学習のバランスをうまく取ることが重要です。
中学3年の勉強と受験勉強の時間配分
時間配分の目安は以下の通りです。
▶︎入試得点重視の時間配分
・内申点が十分にある生徒
・部活がない生徒
・模試の成績が良くない生徒
中3:受験=4:6または3:7にする
▶︎内申点重視の時間配分
・内申点が足りない生徒
・部活がある生徒
・推薦入試を受験する生徒
中3:受験=6:4または7:3にする
学力や勉強の仕方、得意な教科はそれぞれ異なるので、教科ごとに時間配分を変えたり、週ごと月ごとに時間配分を調節していくことが求められます。
入試得点を1点でも上げるために
中学3年生の2学期の学習内容は、高校入試(数学・理科・社会)ではよく出題されているので、テスト前に中学3年の学習内容を集中して勉強することは入試得点を上げるためにも有効です。
成績上位生にとっても中間・期末テストの勉強の手を抜かないようにしてほしいです。
盛岡一高などの上位校を目指す生徒にとって中間・期末テストの問題は簡単です。だからと言って勉強しなくてもいいのではなく、すべての問題を短時間で正解できることを目指して勉強してください。
学校で指定されたもの(教科書やワークなど)は完璧にできるように仕上げておくのは当然ですが、高校入試を見据えてワンランク上の勉強をすることが大切です。
一つ目は、問題を解く時には必ず時間制限を設けることです。
それがプレッシャーとなるので、思わぬミスをしたり、理解が不十分な問題が分からなかったりすることがあります。それをしっかり復習することが点数アップにつながります。
2つ目は、教科書やワーク以外の問題集にも取り組むことです。
受験用の問題集などを使用してテスト範囲に関連する問題を入試レベルまで解いてみることをお勧めします。
余裕のある生徒は、テスト勉強だけに時間をかけるのではなく、受験勉強も継続して取り組無ことで、さらなる実力アップを目指しましょう。
内申点を1点でも上げるために
岩手県公立高校入試では内申点の配点が高い(内申点:入試=440:500)ので、中3の2学期の成績は内申点アップの最後のチャンスとなります。
ちなみに、すべての教科の評定を1学期と比べて1つずつ上げると、内申点を最大25点上げることができるので、諦めずに1点でも多く内申点を上げる努力をしてみてください。
それでは内申点を上げる具体的な対策をいくつか挙げておきます。
- 中間テスト及び期末テストで90点以上を取る
- 日々の授業に意欲的に取り組む
- 先生の話をしっかり聞く
- ノートをきちんと取る
- 疑問点があれば質問をする
- 宿題を丁寧にする
- 提出物の期日を守る
基本的なことをきちんとやり切ること、そして、自分なりに努力した結果を出すことが重要になります。
ただし、配点が高い実技教科ですが、テストの点数だけでは評定は上がらないことが多いので、普段の授業態度を変えていくことがより大事になります。
そして、最後にひとこと。
「諦めなければ夢は叶う」ということがよく言われますが、入試までやれることはすべてやる!目の前のことに全力で取り組む!
そうした地道な努力を続けることで夢が叶う可能性は確実に大きくなっていくのです。
諦めるのはまだ早いですよ!
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