高校生|大学受験

【高校2年生】推薦入試を受験しようか迷っている人へ

今回は国立大学への進学を目指す高校2年生に向けて、大学の推薦入試についてお話しします。

国立大学の入試には一般選抜と推薦入試(学校推薦型選抜・総合型選抜)があります。

どの選抜を利用するかは志望する学部や成績等によって決めることになりますが、できるだけ早期に大学受験について考える機会を持ちましょう。

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それでは、推薦入試の利点と課題、そして対策について詳しく見ていきましょう。

1. 受験機会が増える
一般入試だけでなく推薦入試を受験できれば、受験機会が増え、合格する可能性も大きくなります。ただし、推薦入試を受験するにはいろいろな条件や対策に時間や労力がかかることを理解した上で、推薦入試という選択肢を増やせるよう考えておきましょう。

2. ワンランク上の大学にも合格できる
一般入試選抜では合格するのが難しい大学でも推薦入試でワンランク上の大学に合格できる可能性があります。ただし、最近では、推薦入試に力を入れている公立高校も増えてきているので、簡単ではありませんが、行きたい大学や学部があれば、ぜひ挑戦してみましょう。

3. 高校での勉強の成果を活かせる
推薦入試では、高校で頑張ってきた勉強や課外活動などの成果が重視されます。日々の授業や定期テストでコツコツと成績を積み上げたり、部活や社会活動、課外活動を継続的に取り組んだりしたことをアピールしていきましょう。

一方で、推薦入試には利点だけでなく、合格するためにはいくつかの課題があります。

1. 明確な志望理由があるかどうか?

「なぜこの大学・学部なのか」という問いに対して、具体的かつ説得力のある理由を用意する必要があります。基本的には専願の大学がほとんどで、合格したら入学しなければならないので、本気で行きたいという意志が必要になります。

2. 小論文や面接のスキルがあるかどうか?

多くの推薦入試で小論文が課されます。論理的思考力と文章力を磨くことが不可欠です。

3. 一般入試の準備ができるかどうか?

推薦入試で不合格になった場合の対策も、同時に考えておく必要があります。

これらの課題に対処するため、高校2年生の2学期からの具体的な準備を提案します。

1. 志望理由の明確化

志望理由が明確であることが推薦入試合格の肝になります。自分の興味のある分野を見つけるために、書籍やネット検索、オープンキャンパスなどを通じて理解を深めましょう。大学の研究内容と自分の興味をリンクさせることが重要です。

2. 小論文対策

まずは小論文の書き方や文章を書くための基本を身につけましょう。同時に、時事問題について調べたり、自分の意見をまとめる練習をしましょう。先生や友人などに読んでもらい、客観的な評価を受けることが小論文上達のカギとなります。

3. 共通テスト対策:

推薦入試と並行して、早めに共通テストの勉強を進めておきましょう。基礎的な学力は推薦入試でも問われますし、大学進学後の学びにも活かすことができます。推薦入試で不合格だったことも想定して準備をしておきましょう。

4. 課外活動の充実:

部活動やボランティア、研究活動など、自分の個性を示せる活動に積極的に取り組みましょう。志望学部の学びに結びつく活動も必要ではあるが、それにこだわらず、何かに熱中した経験というのが大きなアドバンテージになります。

5. 面接対策:

志望理由や自己PRを簡潔に伝える練習や本番を想定した練習を繰り返し行いましょう。そのためにも志望理由書を丁寧に仕上げておくことが大事です。また、質問リストを作って、自分なりの回答を文章で書き出しておくことも役に立ちます。

一般入試と同様に推薦入試は決して楽な道ではありません。しかし、自分の強みを最大限に活かせるチャンスでもあります。早めの準備と戦略的なアプローチで、志望校合格への道を切り開いていってください。

同時に、一般入試対策も怠らないようにしましょう。推薦入試と一般入試、両方の準備を進めることで、どんな状況にも対応できる強さが身につきます。

皆さんの中には、まだ進路が定まっていない人もいるかもしれません。この機会に自分の興味がある様々な分野に触れ、自分の興味や適性を見つけていってください。

大学選びは自分の将来を左右する大切な決断です。時間に余裕がある高校2年生のうちに進路についてじっくりと考えていきましょう。

最後に、受験勉強は長期戦です。体調管理にも十分気をつけて、充実した高校生活を送ってください。


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この記事を書いた人
滝沢進学塾

歳弘 明(としひろ あきら)
滝沢進学塾塾長(指導歴20年)
岩手県出身/盛岡一高卒/北海道大学農学部卒
勉強や受験で困ったときの強い味方。指導対象は小学生、中学生、高校生。塾長が学年や教科を横断的、総合的に指導するのが特徴。

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