中学生になると、学習内容の難易度が一気に上がり、学校の授業だけでは対応が難しくなる場面も出てきます。
そんな中、多くのご家庭が学習塾を利用するようになりますが、「塾に通っているのに成績が上がらない」という声も少なくありません。
塾を本当に成果につなげるには、ただ通うだけではなく、「どう活用するか」がとても重要です。
◆塾での学習と家庭学習の違いとは?
塾と家庭学習の最大の違いは、「第三者である先生の存在」です。
成績上位生になるためには、苦手教科の成績を上げなければならない。
しかし、家では自分の好きな教科だけをやりがちで、苦手教科は後回しにしてしまうことも少なくありません。そのため、苦手教科だけがどんどん成績が下がってしまう。
一方、塾では先生が客観的に学習状況を考慮して、今やるべきことを明確にし、教科のバランスを整えてくれるので、苦手教科のみならず、総合的な成績も上向いてきます。
また、塾では間違えた問題の原因をその場で指摘し、次にどう取り組めばよいかを具体的に教えてくれます。こうしたフィードバックがあるからこそ、単なる知識の暗記ではなく「理解」につながるのです。
◆塾と家庭、それぞれのメリット
塾のメリット
• 周囲も勉強している環境で集中しやすい
• 専門の先生が指導するので分かりやすい
• 長期的な視点で学力をつけてくれる
• 苦手教科を避けずにバランスよく取り組める
家庭学習のメリット
• 自分のペースで勉強ができる
• 自主性、自律性を養う場となる
• 子どもの学習状況を把握しやすい
• 塾に通う手間や時間が省ける
塾と家庭でのメリットを比較して、どちらが費用対効果が高いかをきちんと検討して決めることが大事になります。
家庭では、自分のペースでできる一方で、気分や体調の変化に加え、スマホやYouTubeなどの誘惑によって勉強をサボりがちになります。
このような状況にならないように、親が子どもをコントロールして、家で勉強に集中できる環境をつくることが理想です。
しかし、なかなか理想的にはいかないもので、その場合は限定的に塾の力を利用すればよいと思います。
ただし「塾に任せる」だけでなく、「家でどう学ぶか」をしっかり考えることが大切です。
◆塾に「丸投げ」はNG
「塾に通っているから大丈夫」という考えは危険です。
塾はあくまで勉強を進める「補助輪」のような存在で、生徒自身が自発的に取り組む姿勢がなければ、どんなに良い塾でも成果は出ません。
たとえば、塾で解き直しをして正解できたとしても、家で復習しなければ同じミスを繰り返します。塾と家庭学習の連携があって初めて、本当の力がついてくるのです。
◆成績が上がらない生徒の共通点
成績が伸び悩んでいる生徒には、いくつかの共通する行動パターンがあります。
以下のような特徴が見られる場合は、いくら塾に通っても成績は上がりません。
• 通塾予定をコロコロ変える
• 塾を休んでも振替をしない
• 居眠りやスマホいじりが多い
• 「わからない」とすぐに諦める
• 指示を聞いても動けない
• 提出物を出さない・範囲表をなくす
• テスト成績を見せたがらない
• ワークを解いても丸つけをしない
• 部活や習い事のほうを優先する
• テストの点数ばかり気にする
• 「やればできる」と言いながらやらない
• 勉強方法を変えたがらない
まずは親子で「勉強への取り組み方」を見直す必要があります。
6. 成績を上げるには「勉強内容」より「勉強の仕方」(150字程度)
• 大切なのは「取り組み方」。
• 正しい姿勢で、素直にアドバイスを受け入れる姿勢が必要。
• 自分の弱点や改善点を受け止める柔軟さが成長の鍵。
◆「勉強内容」よりも「取り組み方」を変える
成績を上げるために最も大切なのは、「何を学ぶか」よりも「どう取り組むか」です。
素直にアドバイスを受け入れ、自分の弱点を認めて改善しようとする姿勢で取り組むことが学力を向上させるのです。
勉強への取り組み方を変えるには、生活習慣も同時に変えていく必要があります。
とくに、夜更かしをしない、食事をきちんと食べるなど、生活リズムを整えることが勉強への意欲を高めることにつながります。
そして、取り組み方を変えるためには、それが定着するまで辛抱強く継続することも大事になるので、子どもをしっかりフォローしていきましょう。
◆まとめ
塾は上手に活用すれば、大きな学習効果を得られる場所です。
ただし、塾に通うだけで安心してしまい、家庭学習をおろそかにしてしまうと、その効果は半減してしまいます。
「やらされる勉強」ではなく、「自分のために勉強する」という意識を育て、塾と家庭学習をうまく両立させて、学力アップや成績アップを実現していきましょう。
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