中学生|高校受験

【岩手県公立高校入試】高校別上位10%目標点

高校名定員上位10%人数上位10%目標点
盛岡一高280人28人460点
盛岡三高280人28人430点
盛岡四高240人24人410点
盛岡北高200人20人390点
【2022年3月岩手県公立高校入試】高校別上位10%目標点(推定値)

白ゆりテストの追跡調査をもとに、2022年3月実施の岩手県公立高校入試における上位10%目標点(推定値)を算出してみました。

上位10%目標点と書いていますが、実際は上位10%に入るための最低得点を表しています。

なぜ上位10%目標点を目指すのか?

もちろん合格できれば何点取っていればいいという考え方もあります。

しかし、進学校に進学するということは、当然、大学受験のことまで考えているはずです。

大学の推薦入試では、内申の平均が4.5以上などの基準があるので、ぎりぎりの順位で高校に合格した生徒は、高校の授業についていくだけでも大変なので、内申点「5」を取るのが難しくなります。

また、大学の一般入試でも、全体的に定員が減少していて競争率は年々高くなっています。しかも、高校の授業は進むスピードが速く、授業の内容も中学校より難しくなります。

そのため、ぎりぎりの順位で高校で合格した生徒は、じっくり勉強する時間もなく、分からないところを残したまま、課題をこなすだけになり、模試の成績も思ったように上がらない。

このように、志望した高校に合格したはいいが、成績が良くないと希望の大学に合格することは難しくなる可能性が高い。

もし国公立大学や難関大学に行きたいと思うならば、合格するために相当の努力が必要になります。

それでも、高校で勉強を頑張れば大丈夫という意見もありますが、高校での成績が良くない生徒を指導していて感じるのは、「小学校や中学校でもっと勉強しておいてくれたら…」ということです。

難関大学に合格できる生徒や成績上位の生徒になれるかどうかは、実は小学校の高学年ぐらいである程度決まっているのではないかという実感があります。

ですから、高校受験からそのまま高校でも必死に勉強を続けるくらいの生徒でなければ、逆転することはほぼ無理だと言えます。

他の塾の先生はどう言うか分かりませんが、私自身は生徒に対して中途半端に夢を見せてはいけないと思います。

きちんと数字を使って生徒自身の現状を示して、それでも勉強を頑張りたいという生徒にはチャンスがあるということを伝えています。

そういう意味でぜひ高校入試では上位10%目標点を目指して頑張ってほしい。

志望校を選択する際もどうして行きたい高校がないのであれば、上位10%目標点で合格できる高校を選ぶことをおすすめします。

この記事を書いた人
滝沢進学塾

歳弘 明(としひろ あきら)
滝沢進学塾塾長(指導歴20年)
岩手県出身/盛岡一高卒/北海道大学農学部卒
勉強や受験で困ったときの強い味方。指導対象は小学生、中学生、高校生。塾長が学年や教科を横断的、総合的に指導するのが特徴。

記事へのコメントをどうぞ