2023年3月7日(火)に岩手県公立高校入試の一般入試が実施されました。
滝沢進学塾が独自に2023年度公立高校入試の合格者平均点と合格ボーダーラインを予想しました。
【2023年度岩手県高校入試の概観】
昨年(2022年度)の平均点が低かった反動で今年(2023年度)は全教科で易化傾向にあると分析しました。
一昨年(2021年度)と同程度の平均点になり、昨年より20点近く上がると予想しました。
近年は平均点の変動が大きく20点上がるのは珍しくなくなりました。
出題傾向の変化は教科によってバラツキがあるため全体の平均点がなかなか安定しないのではないかと考えています。
教科別では、英語と国語の易化傾向が顕著に見られました。
英語では、語句を抜き出す問題がなくなり、書く問題が減りました。
国語では、昨年と同じような問題を出したり、語句の抜き出し問題が減りました。
他の教科も変化がありましたが、詳細な問題分析については後日アップする予定です。
【合格ボーダーラインの変動】
受験生全体の平均点が上昇分がそのままボーダーラインの上昇分になるとは限りません。それぞれの高校を受ける受験生の結果次第でボーダーラインは変動します。
盛岡一高
予想ボーダーラインは内申点+入試得点=785〜795
内申点は9割以上、入試得点は8割以上の受験生が多いのでボーダーラインの変動は少ない。今年の志願者倍率は低いのでボーダーラインの上昇もあまりないと判断しました。
盛岡三高
予想ボーダーラインは内申点+入試得点=760〜770
内申点は盛岡一高と同程度である一方、入試得点には幅があるので平均点の上昇はボーダーラインへの影響が大きい。今年の志願者倍率は低いのでボーダーラインの上昇は比較的小さいと判断しました。
盛岡四高
予想ボーダーラインは内申点+入試得点=710〜720
内申点が高い受験生が比較的多いことや志願者倍率が高いことから、平均点の上昇によるボーダーラインの上昇は大きいと判断しました。
盛岡北高
予想ボーダーラインは内申点+入試得点=650〜660
内申点や入試得点の幅が大きいことや志願者倍率が低いことから、平均点の上昇によるボーダーラインの上昇は小さいと判断しました。
【平均点の算出方法】
・今年と昨年の入試問題を比較して1問ずつ難易度の変化を判定しています。
・2022年度高校入試結果分析の公開資料に掲載している階層別得点率を参考にしています。
・比較する問題の配点が異なる場合や設問数が異なる場合は点数を調整しています。
・受験生の自己採点結果や受験した感想などを参考にしています。
以上のことを総合して平均点の予想値を算出しています。
【合格ボーダーラインの算出方法】
白ゆりテストの追跡調査の結果(推定値)、調整後の志願者倍率(確定値)、平均点予想(予想値)を利用して算出しています。
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