2023年度岩手県公立高校入試問題
【数学】大問3
「ア〜エのうち、y=a/x(反比例の式)のaの値が1より大きいグラフを表しているものはどれですか。」
単元:中1 比例・反比例
内容:グラフの形状を選ぶ
反比例はあまり出題されることがないので少し戸惑った人も多かったと思います。
問題の内容は基本的なことで難しくはないのですが、グラフの意味を問う良い問題です。
正解はエです。
X=1のときのYの値をpとすると、p>1なので、エの比例定数a=1×p>1となるからです。
(もし比例のグラフの場合であれば、ウが正解になりますね。X=1のときのYの値をpとすると、p>1なので、ウの比例定数a=p÷1=p>1となるから。)
中学数学で習う関数のグラフは比例、反比例、1次関数、xの2乗に比例する関数(y=ax2)などがあります。
最近の高校入試では、情報の活用技能に重点が置かれているため、基本的な関数の性質やグラフの特徴を身につけることは必須と言っていいでしょう。
中学数学の勉強では、関数の式だけを見るのではなく、グラフをきちんとノートに描いて、それを見ながら考えることを習慣にすることです。
関数が苦手という中学生は教科書に載っているグラフを丁寧に書く練習をしてみてください。
先の話になりますが、大学入試の共通テストでもグラフの形状を答える問題は出題されているので、それを見据えて、中学のうちにしっかり身につけておきましょう。
記事へのコメントをどうぞ