2023年度岩手県公立高校入試問題
【数学】大問4
「円錐の展開図で、側面になるおうぎ形の弧に対する弦をかき入れました。次のア〜エのうち、この展開図を組み立てた時にできる円錐として正しいものはどれですか。」
単元:中1 平面図形・空間図形
内容:展開図から見取り図を判別する
円錐にヒモをかける問題で頻出なのですぐに答えられたと思います。
たいていの問題は円錐の見取り図から展開図に線を描くのですが、今回の問題が逆のパターンでした。
正解はウです。
まずは問題文にある「弧」や「弦」などの用語を知っていることが前提です。
中学1年では平面図形と空間図形、中学2年では平行と角、合同、三角形、四角形、中学3年では相似、円、三平方の定理など、中学校では多くの単元を学習します。
図形を得意にするには、頭の中に平面図形や空間図形のイメージをつくることが大事です。
そのために必要なことは、以下の2つです。
1つ目は、「用語と図形のイメージを結びつけて覚えておくこと。」
問題を解くためには、用語を覚えるだけでなく、図で説明できることが必要になります。
2つ目は、「図形を描いたり、立体を作ったりするという手作業を行うこと。」
教科書などに載っている図形を自分で書いたり、実際に立体をつくったりすることで、イメージをつかみやすくなります。
また、最近はパソコンやスマホで立体の動く様子を見たり、実際に動かしたりできるので、図形のイメージが理解しやすくなり、図形の見え方も変わってきます。一度、見てみることをお勧めします。
先の話ですが、大学入試では図が載っていることは少なく、自分の手で定規を使わずに描く必要があるので、中学生のうちに自分の手で図形を書けるようにしておきましょう。
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