高校の夏期講習や夏季課外は必修だから仕方なく受けているという生徒が大半です。
しかし、せっかく高校の先生が時間を割いて授業をしてくれるのだから学力向上に利用しない手はない。
極端なことを言えば、高校の夏期講習、成績が極端に良くも悪くもない生徒、つまり、成績中位生をの生徒を対象としている。
なぜなら、成績上位生は自分で勉強できるわけだし、成績下位の生徒はまず勉強をさせるということで大変だから。
したがって、高校全体の学力を上げるには、成績中位生を鍛えた方が効率よいのです。
もし成績を上げたいと思うのであれば、夏期講習や夏季課外を最大限に活用してほしい。
それでは、成績中位生が夏期講習や夏季課外を最大限に活かす勉強法を紹介します。
まず、夏期講習や夏季課外の課題を受け取ったら、すべてのページを見て、自分で解けそうな問題がどのくらいの割合かを確認してください(ただし、実際に問題は解かなくていいですよ)。
やり方は、自力で解けそうな問題には◯印と自力では無理な問題は×印をつけておきます。
▶︎◯印が全体の半分以下の割合であれば、◯印の問題だけをしっかり夏期講習の授業で理解する。そして、その日に家に帰ってからもう一度解き直してみる。さらに、1週間〜10日後にもう一度解いてみる。その後、解いていない問題のうち、できそうな問題に
▶︎◯印が全体の7割くらいであれば、×印の問題にチャレンジしてみる。もちろん、解けなくてもいいです。とにかく自分で問題を解いて考えるということが大事なのです。それを行ってから夏期講習の授業でしっかり理解する。
教科によって勉強の仕方が少し違ってくるのですが、知識として覚えることだけでなく、解き方や考え方を覚えることも忘れてはいけません。
解き方や考え方が身につけば、応用問題にも対応できるからです。
成績上位生は、全体をざっと見て、できる問題とできない問題に区別して、自力でできない問題を優先的に勉強します。
成績を上げるには、できないところをできるようにするということを自覚しているからですね。
成績中位生は、先生の言われた通り、真面目にすべての問題を解こうとして自滅することが多いです。
それは出される課題が上位生が解けるレベルの問題を目標にしているからです。
そのような問題を基本が十分に身についていない成績中位生がすべて解けるはずがないですよね。
だから、問題を選別して、選んだ問題をできるようにした方がいいのです。
最後に、夏期講習に臨むにあたって予習と復習のどちらが大事か?
成績上位生は予習:復習=7:3、成績中位生は予習:復習=3:7で考えるといいです。
授業では理解することに集中して、家庭学習では定着させることに集中することが大事です。
以上が成績中位生が成績アップできる勉強の仕方です。
ぜひ参考にしてもらって、有意義な夏期講習にしてください。
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