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受験勉強をうまく進めるための工夫

高校受験や大学受験を控えている中学3年生と高校3年生のために書きました。参考になればうれしいです。

生活リズムを整える

受験は長丁場なので、体調が良い状態を維持することは成績を上げるための重要な要素になります。

これまでの部活などに費やしていた時間が勉強時間に変わることで、これまでとは異なる生活リズムになります。

よくあるのが、夜遅くあるいは徹夜で勉強をすることです。その時は勉強を頑張った気になりますが、長い目で見ればマイナスになります。

2、3日は調子の悪い状態が続いたりすると、生活のリズムを取り戻すのに余計な時間を使うことになるからです。

また、朝型がいいか、夜型がいいかという議論がありますが、

どちらがいいというものではなく、人によって適性が異なるので自分に合う型を見つけることが必要です。

学校の授業に集中できる体調を維持できているかどうかが判断の基準になります。

だから、朝型と言っても3時に起きるとか、夜型だから夜中の2時まで起きているような極端なことは避けましょう。

勉強時間が増えても生活のリズムを崩さないことが肝心です。

時間を区切る

時間を区切るメリットは、目の前の勉強に集中できるということです。

集中するためには、制限時間を設けるのが効果的です。

目安としては、15分〜20分がいいと思います。

1セット15分でやってみて、続けたいと思えば、もう1セット15分やるというようにする。

特に、暗記するときや単純に問題を解くときには有効です。

ただし、深く理解したいときやじっくり考える問題には十分な時間をかけてください(もちろん限度はありますが)。

つまり、時間を区切るのは「無駄な時間を省く」ための工夫と考えてください。

入試は時間との勝負という面もあるので、日頃から時間を意識することは重要です。

細かすぎる計画を立てない

入試当日までの計画を月単位、週単位、日単位、時間単位で予定を決める(スケジューリング)のは大切です。

しかし、計画は立てたけれど、ほとんど計画通りに進まないという人も多いと思います。

そういう人にオススメするのが「やるべきリスト」を作ることです。

やるべき内容(問題集とページ数)だけを週単位で決めて、1日ごとに何をするかはあえて決めません。

とにかくやるべきリストを一つ一つ終わらせることに集中すればいいのです。

細かな計画を立てなくてもうまくいく可能性は高くなると思います。

ただし、前準備として、入試までの長期計画はある程度の時間を使って立てておかなければなりませんが、それ以降は、週単位、月単位で計画を修正していけばいいのです。

模試の上手な活用法

入試が本番とすれば、実力テストや模試はリハーサルです。

リハーサルで大事なのは、

「自分の実力を知る、そして弱点を知ること」

「本番を想定していろいろと試すこと」

そのリハーサルを万全に行って、本番で全力を出すことです。

ときどき模試を何回も受験する生徒がいますが、

心配であればあるほど、模試を受験するより勉強する時間を増やしたほうがいいです。

受験した模試をもとに苦手なところを勉強した方が、確実に成績は上がります。

この記事を書いた人
滝沢進学塾

歳弘 明(としひろ あきら)
滝沢進学塾塾長(指導歴20年)
岩手県出身/盛岡一高卒/北海道大学農学部卒
勉強や受験で困ったときの強い味方。指導対象は小学生、中学生、高校生。塾長が学年や教科を横断的、総合的に指導するのが特徴。

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