高校生|大学受験

新高校1年生へのアドバイス・その4

盛岡一高、盛岡三高、盛岡四高、盛岡北高で学年上位の成績を目指す高校1年生に向けた内容です。

4月からどんなことを意識して勉強すべきかについてアドバイスしていきます。

【その4】高校の授業にどう向き合うべきか?

高校の授業は先生から教えを乞うだけではなく、生徒側から積極的に学ぶ姿勢が求められています。

授業で教えてくれるのは、教科書の一部であり、それ以外は生徒自身が学ばなければならないのです。

そういう意味で、先生の言いなりになったり、先生の指示に従ったりする姿勢ではいけないのです。

中学校までの受動的な授業から高校の能動的な授業への変化を意識して、生徒自身が授業の受け方を変えていく必要があります。

いつまでの受身の勉強では高校で成績をアップさせるのは難しいと思います。

また、「この先生の授業はおもしろくない」「あの先生の授業は難しすぎて分からない」など、自分と合わない先生を非難する生徒もいます。

高校の先生は、個性的な人が多く、授業の進め方や課題の出し方、評価の仕方が異なります。

だから、高い評価を得るためには、その先生の性質をよく知って対応することが必要になります。

自分の気持ちや視点だけで、良い先生か悪い先生かを早計に判断せず、先生がどういう意図で授業を行なっているかを考えるのも大切です。

高校の授業は、先生だけでなく、生徒の意識の違いで、良くなったり悪くなったりするのです。

だから、いい授業にしたいと思うなら、自分一人でもいいので、質問をするとか、授業の改善点を言うとか、積極的に授業に参加することが大切です。

授業がおもしろくないのを先生や周りの生徒や教室の環境など、外部要因のせいにしないで、「自分が変われば世界が変わるではない」ですが、自分自身の意識や行動を変えたり、自分で対応を考える、自分が変わることが授業を有意義な時間にできると思います。

授業にどう向き合うかは、最終的には、それぞれの生徒の判断になります。どれが正解であるということはありません。学びのため、受験のために利用するのか、単なる休憩時間として利用するかを決めるはあなたです。

ここからは、授業を効果的に受けるための方法をいくつか紹介しておきます。

●積極的に参加すること

授業は単なる情報の伝達だけではありません。授業で学ぶことは、学生たちが積極的に参加し、議論を交わし、質問をすることで深められます。自分の意見や考えを述べることで、より深い理解が得られることがあります。

●質問をすること

わからないことがあれば、授業中に積極的に質問しましょう。先生は皆さんが理解できるように教えることが使命です。質問することで、自分だけでなく、クラスメイトも理解を深めることができます。

●メモを取ること

授業中にメモを取ることで、後で復習するときに役立ちます。メモを取ることで、授業の内容を整理し、理解を深めることができます。また、テスト前にはメモを見返すことで、復習がしやすくなります。

●グループで勉強すること

授業外でも、グループで勉強することで、理解を深めることができます。お互いに説明し合うことで、理解を深めることができます。また、他の人の意見を聞くことで、新しい発見をすることができます。

この記事を書いた人
滝沢進学塾

歳弘 明(としひろ あきら)
滝沢進学塾塾長(指導歴20年)
岩手県出身/盛岡一高卒/北海道大学農学部卒
勉強や受験で困ったときの強い味方。指導対象は小学生、中学生、高校生。塾長が学年や教科を横断的、総合的に指導するのが特徴。

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