学年上位の成績を目指す中学生のテスト勉強に対するアドバイスです。
その3 テストの振り返りを習慣にする
その1とその2では、テストまでにやるべきことを話してきましたが、テストが終わった後もテスト勉強であるという意識をもちましょう。
テストの振り返りは自己分析や学習戦略の見直しに大いに役立つので、テスト毎に繰り返し行い、学力と学習効果の向上を目指しましょう。
テストの振り返りをするときは、テスト結果に対して良かった、悪かったで終わらせず、テスト勉強の取り組みが適切だったのかを検証して、アップデート(更新)していくことが重要になります。
問題ごとに自身の理解度や解答の過程を振り返り、解答に至るまでの思考プロセスやミスの原因を理解して、次回以降のテスト勉強に活かしていくのです。
テストの振り返りを通じて、テストで分からなかった問題や間違った問題、また、正解したが理解できていなかった問題などを確認しておきます。
それらの問題を見渡して、どの教科のどの分野を重点的に学習するか、勉強の仕方でどの点を改善するかについて優先順位を決めます。
優先順位の高いほうから復習していけば、もし途中でできなくなっても、より高い学習効果が得られます。
テストの問題をやり直すだけでなく、該当箇所の教科書を読み直したり、類題を解いたりして、自分の学力を少しでも高める意識をもって取り組んでほしいです。
余裕があれば、中間テストの問題より高いレベルの問題に取り組んで、1段階上の学力を身につけるといいですね。
テストの振り返りというと、どうしても悪かった点に目が行きがちですが、良かった点や成果も振り返りましょう。
何をすれば良い点数が取れるのかを知っておくことは、勉強に対する大きな自信になるし、モチベーションを高め、テストに向けて前向きになれます。
テストの結果に基づいて、振り返りを習慣化することは、テストで良い結果を出すだけでなく、自分を成長させるきっかけにもなります。
テスト後もしっかり振り返りと復習をしていきましょう。
記事へのコメントをどうぞ