中学生と高校生の数学の勉強の仕方のポイントについて書きました。
数学は5教科の中では勉強の仕方という点では比較的やりやすい教科です。
教科書のページ通りに、用語の説明、例題、問、練習、A問題、B問題と進めていけば、理解や定着ができるようになっているからです。
また、問題集でも例題、練習問題、応用問題などレベル別に並んでいて、解説も詳しく書いてあるからです。
ここで、分かる、分からない、あるいは、できる、できないの差が出るのは読解力です。
国語でなく数学で読解力が必要というのはどうしてなのか?
読解力というのは、国語だけではなく、どの教科を勉強する上でも必要な力だからです。
特に、数学で読解力が必要なのが、以下の3つです。
1.教科書の語句や公式、定理、性質などの説明
2.教科書や問題集の例題
3.ワークや問題集の解説ページ
この中で1と2は結構な確率で読んでない生徒が多いです。
1と2は基礎基本なので、十分な理解が必要なはずですが、軽視されがちです。
その次に、問題集の解説ページも答えが合っていると解説まで読まないという生徒が多い。
ある程度のレベルの問題を解けるためには、必要を感じないかもしれません。
しかし、応用問題や発展問題、思考力問題などを解けるようになるには、1〜3をよく読んで理解するという勉強は欠かせません。
最近は、動画での解説を見る生徒が増えていますが、どうしても受け身の勉強になってしまいます。
わかりやすく説明してくれる
大事なところを教えてくれる
これでは、自分で読んで理解し、考える機会が減ってしまいます。
まずは、教科書や問題集を自分で読んで理解しようとする。
それでも分からないところを動画で解説を見るようにした方がよい。
問題を解いているときに分からない時は、ずっと考え続けるのではなく、早めに解答や解説を見てほしい。
それで、なずそういう答えになるのか、どんな知識が必要なのか、どこが解くポイントなのかを考えるほうが数学の力をつけるのに役立ちます。
何でもかんでも自分で考えるのは、時間の無駄です。
文章を読むことは面倒ですが、自分で読んで理解する力が向上していけば、難しい問題でも解く力が自然に身についてきます。
分からなかったら教科書や問題集の解説を読んで理解するという習慣をお子さんに身につけさせてください。
親が子どもに一方的に教えるのではなくて、教科書をいっしょに読んで共に勉強するということも大事なことだと思います。
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