岩手県公立高校入試中学生|高校受験

2025年度から岩手県公立高校入試が変わります!

2025年3月実施の岩手県公立高校入試が大きく変わります!

2023年度時点で中学2年生およびそれ以下の学年が新しい公立高校入試を受験することになります。

ただし、現時点では実施案とのことで大筋は変わらないですが、細かい変更はあるようです。

↓↓2025年度岩手県公立高校入試についての詳細はこちらからご覧になれます↓↓

令和7年度以降の岩手県立高等学校入学者選抜|岩手県
岩手県

変更点①

推薦入試がなくなり、特色入試に変更される

岩手県教育委員会ホームページの「令和7年度以降の岩手県立高等学校入学者選抜に関わる資料」より抜粋

<特色入試の内容例>

高校名定員特色入試の内容
盛岡一高10%プレゼン
盛岡三高5%面接・口頭試問
盛岡四高5%プレゼン
盛岡北高5%プレゼン

特色入試の具体的な選抜内容は以下のようになります(盛岡一高の例です)。

岩手県教育委員会ホームページの「令和7年度以降の岩手県立高等学校入学者選抜実施概要(案)」より抜粋

変更点②

学力検査:調査書(内申点)の比率が変わります。

岩手県教育委員会ホームページの「令和7年度以降の岩手県立高等学校入学者選抜に関わる資料」より抜粋

一般入試 = 学力検査、調査書(必修)+ 学校独自検査(任意)

従来の一般入試では

学力検査:調査書

= 5.3:4.7(500点:440点)

でした。

新しい一般入試の「学力検査:調査書」の比率の採択状況です(今後変更の可能性あり)。

学力検査:調査書 高校名
7:3
700点:300点
盛岡一高、盛岡三高、水沢、一関一高、釜石商工
6:4
600点:400点
盛岡四高、南昌みらい、盛岡商業、水沢商業
5:5
500点:500点
ほとんどの高校
4:6
400点:600点
北上翔南

入試日程は3月上旬です。
・1日目 一般入試の学力検査、学校独自検査
・2日目 特色入試の検査
*1日で検査等をおこなう高校もあります。高校の裁量が大きくなり、高校によっては学校独自検査あるいは特色入試検査を行わない場合がありますので、各高校の実施要項の確認が必要です。

↓↓2025年度岩手県公立高校入試の各高校の実施概要はこちらからご覧になれます↓↓

令和7年度岩手県立高等学校入学者選抜実施概要(案)(令和5年9月公表)|岩手県
岩手県

ここからは、滝沢進学塾塾長が岩手県公立高校入試の制度変更について気にかかる点をいくつかお話したいと思います。

「入試日程がきつい」

特色入試と一般入試を1日または2日で実施することになるので、特色入試を受験する中学生は一般入試と特色入試の準備で精神的・体力的な負担が増えます。はたして特色入試を受験するメリットはあるのでしょうか?

「調査書の比重がさらに大きくなる」

盛岡一高や盛岡三高など数校を除いて、ほとんどの高校が5:5の比率を採用していて、従来より少しだけ調査書の比重が上がります。中学生の学力低下がさらに進みそうな気がします。個人的には1年生からの成績ではなく2年生からの成績でよいと思っています。

「特色入試の対応が難しい」

特色入試、一般入試の順で合否を決めていくようですが、従来のように推薦入試で早い時期に合否が決まれば対応しやすいですが、2日間の実施では特色入試を受験するか、一般入試だけにするかを決めるのはなかなか難しくなりそうです。

11月29日(水)保護者説明会を行います!
2025年度岩手県公立高校入試および高校受験の戦略について保護者説明会を実施します。2023年度時点で中学2年生およびそれ以下の学年が新しい公立高校入試を受験す...
この記事を書いた人
滝沢進学塾

歳弘 明(としひろ あきら)
滝沢進学塾塾長(指導歴20年)
岩手県出身/盛岡一高卒/北海道大学農学部卒
勉強や受験で困ったときの強い味方。指導対象は小学生、中学生、高校生。塾長が学年や教科を横断的、総合的に指導するのが特徴。

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