中学生|高校受験

公立上位高校受験の心得・その1「勉強体力をつける」

公立上位高校(盛岡一高や盛岡三高など)を目指す中学1年生や中学2年生のために受験の心得を紹介します。

ご家庭で高校受験について話すネタとして、あるいは高校受験の準備としてご活用ください。

高校受験は、人生の大きな通過点のひとつです。

受験を突破するためには、十分な勉強量と高い学力が必要です。そのためには、日々の勉強で「勉強体力」をつける必要があります。

勉強体力とは、長い時間集中して勉強を続けられる力です。

読む、書く、覚える、解く、考えるなど勉強に必要な動作を長時間続けられることが勉強体力です。

長時間ずっと集中することはできませんが、短時間の集中を切れ目な繰り返すことで長時間の勉強が可能になります。

また、疲れても最後まで課題をやり切るのも勉強体力です。

勉強体力が高めておくことは勉強の土台をつくり、成績アップにも貢献します。

勉強体力は長期間の鍛錬によって身につくので、高校受験の準備期間として中学1年生や中学2年生のうちに勉強体力をつけてほしいのです。

一般的に、体力をつけるためには、「運動」「食事」「睡眠」の3つの要素が重要と言われます。

これは、勉強をスムーズにできるようにするのには必須です。

勉強をする前に、「運動」「食事」「睡眠」がきちんと整えられているかをチェックしておくといいですね。

また、トレーニングの基本は、大きく分けて以下の3つあるそうです。

1. 過負荷の原理

日常生活以上の負荷を筋肉に与えることで、筋肉が変化し、強くなります。そのため、トレーニングを行う際には、自分のレベルに合った負荷を与えることが大切です。

2. 可逆性の原理

トレーニングによって筋肉が変化しても、トレーニングをやめてしまうと、元に戻ってしまいます。そのため、トレーニングを継続することが大切です。

3. 特異性の原理

トレーニングで行う動作と似た動作の筋肉が最も発達します。そのため、トレーニングを行う際には、自分の目的に合った動作を行うことが大切です。

これらのトレーニングの基本を勉強に適用させると、次のようになります。

1. 適度な負荷をかける

時間制限を設けて勉強することです。制限時間を決めると、気持ちに張りができ集中して勉強できるようになります。

また、「あと10分だけ頑張ろう」というように、疲れていたとしても、あと10分だけ気力を出すことです。

適度に負荷をかけることで、勉強体力が効果的についてきます。

2.毎日勉強を継続する

毎日勉強を続ける、1日の勉強時間が少なくても継続することが大切です。そのためには、勉強の進め方を自分なりに決めておくことです。

例えば、ワークを解く、丸つけして、解説を読む、教科書を読む、ノートを確認する、大事なところを覚えるなど、どの教科も同じような進め方をするのです。

いちいち考えるのではなく、ルーティン化するのです。そうすれば、自然と勉強に取り組むことができます。

3. 目的に合わせて勉強の仕方を変える

勉強をすると言っても教科書を読むのと問題を解くのでは使う能力は異なります。だから、それぞれの目的に合わせて勉強の仕方を変えて対応することが大切です。

教科書を読むときは、内容を理解しつつ、大事なところは何かを考えながら行うと学習効果が高まります。

また、問題集を解くときは、正解できた問題とできなかった問題を区別して、できなかった問題は解説を読んで、教科書も確認すると学習効果が高まります。

受験の意義は合格を達成するために、勉強を通じて自分を磨き自分を成長させることである。


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この記事を書いた人
滝沢進学塾

歳弘 明(としひろ あきら)
滝沢進学塾塾長(指導歴20年)
岩手県出身/盛岡一高卒/北海道大学農学部卒
勉強や受験で困ったときの強い味方。指導対象は小学生、中学生、高校生。塾長が学年や教科を横断的、総合的に指導するのが特徴。

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