勉強をしているけれど、片手間でやっていたり、集中できずにいたり、ノートに適当に書いていたりするのが気になっていませんか?
親のほうは勉強の仕方を知っているので、いろいろと気になっていますのは自然なことだと思います。
しかし、子どもの立場としては、集中して、しっかり勉強したいけれど、できない状態になっているかもしれません。
できるだけ無駄なく、効率的に勉強できるのが理想ですが、それができる子どもは多くはないです。
いまきちんと勉強できている子どもは、小さい頃から勉強をたくさんする中で、うまくいかなかった経験をいくつも乗り越えているはずです。
だから、すぐにできなくても責めたりせず、親子でいっしょにどうしたらいいかを考えることが大切です。
勉強を作業にせずきちんと意味のある、効果のある勉強するための仕方をいくつか紹介します。
1.勉強の目的をはっきりさせる
取りもうとする勉強の一つ一つに対して目的をはっきりさせてから始めます。
内容を理解するために教科書を読むとか、
できているかどうかを確認するために問題を解くとか、
覚えるためにノートに書くとか、
勉強の目的と実際にやる勉強内容を決めてから始めてください。
2.制限時間を設定する
何時までにやる、何分間で解くなど、制限時間を設定すると、集中して勉強できます。
時間内にできなかったら、もう一度時間設定をしなおして続けてください。
ただし、結構疲れるので長くても30分を目安にしましょう。
時間設定することで、気持ちの切り替えが上手くなって、効率的に勉強できます。
3.アウトプットをする
勉強したことを説明するのです。誰かを相手に説明するのが一番効果的なのですが、いつも都合よく説明を聞いてくれる人がいるわけではありません。
だから、自分の心の中の相手をつくって、ノートに書きながら説明していくといいです。
ノートに書くほうが後で確認することができ、自分がどこまで分かっているのかを客観的な目で見ることができるようになります。
4.勉強が終わったら自己評価をする
今日は途中で集中が切れたので、時間設定を変えてみよう。
ノートが見づらかったので、スペースの使い方を直してみよう。
もちろん、やってよかったこともあれば書いておいてください。
これらを毎回ノートの隅に書いておくと後で改善に活かすことができます。
成長するためには自分の行動を振り返り改善を繰り返すことが大切です。
理想の自分を設定する
理想の自分がはっきりしていると、勉強にも積極的に取り組めます。
最初は、誰か理想の人物を見つけて目指してみましょう。
そのうちに自分自身の理想像が見えてくるはずです。
現状の自分ができるかできないかではなく、自分がどうしたいかを大事にすること。
理想にどう近づけるかを考えて勉強に励むことを大事にしてほしい。
以上のようなことを実践することで、勉強を作業にせず、効果的な勉強が身についていくはずです。
親御さんからお子さんへ声掛けをしたり、励ましたり、ときには叱ったりしながら、お子さんの成長をじっくり待ちましょう。
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