進学校では高校2年生から文系と理系にクラスが分かれます。
文系か?理系か?どちらを選ぶべきか?迷いますよね。
あとで後悔しないようにしたい、また、あとで苦しまないようにしたい。
できるだけ効率的で、楽な方にしたいというのはよく分かります。
しかし、ここで文系と理系を決める前に考えてほしいことがあります。
国公立大学、難関大学(国立・私立)に進学するには、5教科すべてを勉強する必要があるので、文系、理系どちらにいっても大変さは変わらないということです。
将来なりたい職業が分からない、行きたい大学も決まっていないという状況では、推薦入試を受験することは難しい。一方、一般入試は定員がどんどん少なくなっているので、学力上位生が有利になる。
結局、成績上位生や学力上位生が志望校の選択肢が多くなる。それが受験というものです。
文系や理系は職業(医師や薬剤師、弁護士など)に直結することもありますが、大半は文系や理系に関わらず、専門外の仕事に就く人のほうが多くなります。
効率を考えれば、なりたい職業から逆算して勉強するのがいいのですが、計画通りうまくいかないこともあって、おおきな計画変更を余儀なくされることもあります。
高校生の段階でなりたい職業を決めていたとしても、社会に出てみると思ったのと違ったということもよくあって、途中でやりたいことが変わる可能性もあります。
そうした先が見えない状況でいくら考えても仕方がないこともあります。
だから、高校生のうちは勉強を頑張って、少しでも知識や技能を身につけ、難関大学を目指していくほうが大事になると思います。
レベルの高い大学に進学できる学力がある時点で、ある程度の仕事は十分にこなす力量はあるとみなされるからです(実際の仕事で使える人材かどうかは学力だけでは判断できないところもあるが…)。
現状では、文系、理系は便宜的な選択であり、本質的なものではないです。
本来は、どの教科でも興味を持って学び、理解を深めることが王道の勉強であると考えます。
ここで、文系と理系の選択に役立ちそうなサイトを紹介しておきます。参考に指定みてください。
大きく分けると、合理的な選択と感情的な選択の2つの決め方がある。
合理的な選択は、夢や目標が明確な場合に有効です。
「〇〇大学に行って、△△をしたい」「将来は□□になりたい」
自分の夢や目標、得意な教科、成績が良い教科、将来必要とされる教科をもとに判断すればよい。
しかし、夢や目標が明確でない高校生が大半だと思います。
成績が良い教科、点数が取りやすい教科などの合理的な選択ではなく、好きな教科、興味が持てる教科、勉強して楽しい教科などの感情的な選択を
その場合は感情的な選択、自分の感情を優先した選択が大事になる。
国語か社会だったら文系、数学か理科だったら理系とする。英語はどちらにとっても必要な教科なので除外します。
興味や関心はすぐに移り変わってしまうことが多いのですが、自分が好きなもの、好むものいうのはそう簡単に変わる可能性は低い。
また、それに好きな教科であれば、難しくても頑張って勉強しようという力が湧いてくるという理由もあります。
悩むべきところで悩むこと。しっかりと悩みに向きあって考えること。そして、最後には自分の気持ちで決めることが大事だと思います。
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