勉強の要点

丸つけの仕方から見えてくること

滝沢進学塾では、一部を除いて生徒自身に丸付けをさせているのですが、その様子を見ていると、いろいろなことが見えてきます。

まずは、テキストや問題集に○や✖️などをどうつけるか?

問題番号のところにつける、あるいは、解答欄につける。

✖️をつけずに✔︎をつける、あるいは、○だけ書いて✖️をつけない。

○は大きく✖️は小さく書く、あるいは、○も✖️も小さく書く。

それぞれの性格が出ていて興味深いです。

基本的には、自分自身だけでなく、先生にも分かるようにしてくれたらOKです。

次に、間違った答えを直すときにどのように書くか?

①間違った答えを消した上に、赤ペンで正解を書く。

②自分の書いた答えの上に、赤ペンで正解を重ねて書く。

③自分の答えの周りの空いているところに書く。

④正解を書くだけでなく、間違った原因や大事なことも書き加える。

①と②はいますぐにやめるように注意します。

どの部分をどのように間違えたのかを検証することは、物事を学ぶ上で最も大切なことなのに、それを隠してしまっては元も子もありません。

おそらく間違えるとすぐに怒られるのが繰り返されることで、次第に✖️をつけるのに抵抗を持つようになったと考えられます。

そうすると、正解することに執着し、間違うことが恥ずかしい、あるいは間違うことが嫌だと思って、隠したいという深層心理があるのかもしれません。

成績が悪い生徒というより成績が良い生徒の中に✖️をつけるのに抵抗がある生徒が多いような気がします。

③は学校からワークを提出する際に正解を赤字で書くように指示されているので、特に悪いというわけではありません。

しかし、現実は、適当に丸つけをし、正解を写して、それで終わりにしてしまう生徒は多いと思います。

④まで自分でできるようになれば言うことはないのですが、たいての生徒は自力ではできないので、やり方を指導し、チェックすることは欠かせません。

成績上位を目指すのであれば、避けては通れません。最初は面倒ですが、しっかり取り組むことで、自分で考える力が次第についてきます。

丸つけという小さなことがきちんとできるのは、細部まで気を配ることができる、また、間違いを真摯に受け止めることができるということです。

それは自分を客観視できる能力であり、自分を成長させるには必要なものです。

滝沢進学塾では、丸つけの仕方や間違いの直し方、理解の仕方などを丁寧に指導しています。体験指導(有料)を受講することができるので、お問合せください。

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この記事を書いた人
滝沢進学塾

歳弘 明(としひろ あきら)
滝沢進学塾塾長(指導歴20年)
岩手県出身/盛岡一高卒/北海道大学農学部卒
勉強や受験で困ったときの強い味方。指導対象は小学生、中学生、高校生。塾長が学年や教科を横断的、総合的に指導するのが特徴。

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