盛岡地区の高校の定期考査が終わりましたが、結果はどうだったでしょうか?
子どもが定期考査前に勉強している姿を見てひと安心したかもしれませんが、手放しで喜んでいいものなのか、一度考えてください。
普段はあまり勉強していないのに、なぜ定期考査直前になって懸命に勉強しているのか?
それは定期考査の勉強を直前の長時間勉強でなんとかしようとしているからです。
それをなんとか挽回しようとして勉強を頑張ること自体は悪いことではないのですが、
時間対効果はかなり低くなってしまいます。
定期考査前の勉強だけでは理解が追いつかず、ひたすら暗記するしかない状態に陥っていたと思われます。
理解が十分でない暗記中心の勉強では、せっかく覚えたことのほとんどを忘れてしまうことが。
これまで勉強してこなかったツケが定期考査前に回ってきたということになります。
それでも、テストの点数が取れたらいいのですが、現実的にはそう簡単に点数は取れないです。
その結果、考査後の授業の内容が理解できないから、勉強する気が起きないといった悪循環にはまってしまうのです。
お子さんの成績を何とかしたいと思うのであれば、定期考査が終わった後に聞いてみてください。
「今回の考査はどうだったの?」と。
できなかったことを責めるのではなく、お子さんの勉強に対する正直な気持ちを引き出すために聞いてください。
もちろんお子さんが素直に答えてくれるとは限りません。
それでも、定期考査前には勉強を頑張れているのだから、もう少し勉強の仕方を変えればもっと成績が良くなるという気持ちを込めて聞いてみてください。
定期考査直前の勉強だけに頼るのではなく、普段の勉強にもう少し力を入れるだけで成績はもっと上がるはずです。
ここからは、次回の定期考査に向けた振り返りをするときのポイントをお伝えします。
- 教科書や問題集など、普段の勉強で取り組むことをリストアップする。
- 暗記系は毎日少しずつ取り組めるようにやることを決めておく。
- 教科書や問題集の勉強の仕方を見直す
科目ごとに、1と2の項目についてすべて書き出してから、普段の勉強時間の中で自分ができそうなものを選び出してください。
それから、週間の学習計画に取り入れてください。予習や課題もあると思いますが、少しでも時間を作って取り組むことが大切です。
3については、これまでの勉強の仕方を振り返って、無駄に時間がかかっているものを省いたり、できる問題とできない問題を振り分けておくなど、時間を有効に使うような工夫ができないかを考えるといいです。
このように、定期考査の振り返りは、問題を解き直すだけでなく、自分の勉強の仕方を見直すことで、より効果的な勉強の仕方にバージョンアップさせるために行なってください。
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