小学5・6年生や中学生に向けて、家庭学習のポイントをお伝えします。参考にしていただき、ぜひ学力を向上させてもらえたらうれしいです。
宿題とは別に「自分の勉強」をする
宿題は通知表の成績(内申点)に直結するのでいい加減にはできませんが、それだけでは学力の向上はあまり見込めないと考えます。
宿題は基本的に受け身の勉強なので、提出すればOKという感じで、どうしても作業的な勉強になりがちです。
だから、宿題はさっさと済ませて、自分の決めた勉強を毎日つづけたほうがいいです。その中で宿題の復習をする方が効果的です。
毎日決まった時間におこなう
「自分の勉強」は宿題の後に行うので、あまり時間が取れないかもしれませんが、逆にその方が短時間で集中してできるかもしれません。
大事なのは、「自分の勉強」をする時間を決めて、できるだけ毎日続けることです。1日くらいはやらなくてもいいですが、やらない日が続くと、やり始めるのが大変になります。
テキストや問題集を自分で選ぶ
自分で選んだ方がやる気は出るので、書店に行って、中身を見て、テキストや問題集を選びましょう。得意教科は少し難しめのもの、苦手教科は少し簡単なもの、解説が詳しいものを選ぶといいです。
得意教科と苦手教科をセットでおこなう
勉強するときは、どうしても得意教科や好きな教科ばかりしてしまいがちなので、得意教科と苦手教科をセットにして、勉強することをおすすめします。どちらを先にやっても構いません。時間の割合としては、得意教科と苦手教科は7対3か、6対4くらいがいいかと思います。苦手教科を少しでもできるようにすることが大事なので、得意教科をうまく利用してください。
目的を明確にして勉強する
勉強の目的は大きく分けて3つあります。
それは、「覚えるための勉強」「理解するための勉強」「幅を広げるための勉強」です。
1.覚えるための勉強
英単語や漢字を覚るなどの知識の習得や例題や基本問題を解くなどの問題演習を指します。
これらは短時間で毎日繰り返し行うと効果が上がります。
2.理解するための勉強
応用問題などをじっくり理解するのに重点をおくことです。
これは一つの問題を通して、基本事項の確認や解き方の理解、いくつかの知識の関連づけるを時間をかけて行います。やる時間が少ない場合は、何日かに分けて勉強してもいいです。
3.幅を広げるための勉強
教科書以外の書籍を読んだり、インターネット上のコンテンツを調べたり、直接体験しに行くなど、知識の幅を広げたり、深めたりする勉強です。
自分で知りたいことを調べる、知らないことに出会うなど、受け身ではなく積極的な学びをしてください。
思い立った時にすぐに取り組む方がいいです。ただし、あっという間に時間を使ってしまうこともあるので、制限時間を決めておきましょう。
最後に
学校の宿題だけでなく、自分でやろうと決めた勉強をおこなうことで、勉強に対する意識や意欲が高まります。
学力を向上させるには「続けること」が大事です。
短い時間でもいいから頑張ってやり続けてください。
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